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お墓の外柵工事

1. 事前準備、墨出し

外柵工事を進めていくための事前準備を行います。

  • 霊園規定・霊園工事規定および墓地規則の確認します。
  • 発注書・施工事前チェック表・その他工事書類の確認をします。
  • 土場および現場において、石材の石種、寸法、加工、破損、文字彫刻等の確認を行います。
  • 管理者・お客様・隣接墓所所有者・区画図面・境界杭等の区画情報の確認を行います。
  • 現場環境を把握し、資・機材の安全な運搬方法および施工方法を確認します。
  • 現場環境を把握し、石材等の荷降ろし場所・仮置き場所を確認します。
  • ロールシート、コンパネ、シート、毛布、木枠等で参道、周辺墓石、駐車場、建設物の養生を行います。
  • 荷降ろし・仮置き・小運搬・組み立て作業時は石材の破損に十分留意ください。
  • 石材は丁寧に扱い、木材・敷物・毛布等で養生します。
  • 霊園規定・施工事前チェック表・墓地規則等により詳細の墨出しを行います。

2. 踏石・門柱設置

石材の設置は一つひとつの部材の水平を確認しながら行います。

組立(外柵)

  • 根石、腰石、均し等の据付は固定金具、石材を使用し、沈下、傾き、ズレが生じないようにします。
  • 根石部のモルタルの施工は強度・防水・美観に留意します。
  • 外柵内の埋め戻し材は標準として、砂利や砕石を使用し沈下を防止します。
  • 埋め戻し材として再生砕石は使用しないでください。
  • 土間の仕上げは五色玉砂利等の天然砂利を標準とします。
  • 埋め戻し砂利の上面にコンクリートまたはモルタル等で雑草防止を行います。
  • 土間コンクリート等の厚さは60mmを標準とします。
  • 土間コンクリート面の排水として土間部または横目地に水抜き穴を設けます。
  • 全面参道型で踊場に玉砂利を敷く場合、基礎に水抜き穴を複数設けます。
  • 上階段・墓前灯籠・物置台・墓誌・独立型塔婆等を設置する場合は受石を設置します。
  • 外柵周辺の埋め戻しは川砂または山砂を使用し、箒で均します。

3. 腰石設置

石材のズレを防ぐため、それぞれの角部分にステンレス製のL型金具をアンカーで止めます。

接着剤

  • 石材用耐震ボンドと石材用セラミックボンド (二液混合)を併用します。
  • 即効性石材用瞬間接着剤・クイックボンド等を使用します。
  • 雨水等で石材が濡れている場合はバーナー等で乾燥させた後、接着剤を使用します。
  • 目地の膨らみや破裂を防止するために、シスイ(速乾セメント)等を使用します。

組立(貼石)

  • 貼石は受石で高さを調整し空練モルタルを使用して施工します。
  • 貼石はクイックボンド等で仮止めし、石材用耐震ボンドで目地仕上げをします。
  • 0.5~1%の水勾配をとります。
  • できるだけ雨水等が滞留しないように傾斜を考慮して設置します。

4. 中仕切・納骨室石組設置

外柵内部・納骨室の施工を行っていきます。

固定金具

  • 外柵の型式や規模により固定金具を使用して施工します。
  • 固定金具はL(平)金具・カスガイ・アイバを使用します。
  • L(平)金具は幅50mm・ボルトはφ13mmのステンレス製を標準とします。
  • 石材および金具等で仮固定する場合は即効性の接着剤を使用します。

組立(納骨室・丘カロート)

  • 根石は据付位置を正確に確認し、沈下・傾きのないように組み立てます。
  • 根石基礎接地部のモルタル施工は強度・防水・美観に留意ください。
  • カロート穴は砂で埋め戻し、沈下しないように十分な量を入れます。
  • 納骨室内の砂利は五色玉砂利等の天然砂利を標準とします。
  • スラブの据付はフタ石・扉の高さ寸法を考慮します。
  • 鉛使用のスラブの据付は不等沈下や段差が生じないように注意ください。
  • 外側から目地が施工できる場合でも、カロートの内目地を行います。
  • 複数枚のスラブの据付は目地からの漏水に注意します。
固定金具の使用条件等
1. 通し階段型または全面参道型のような外柵で埋め戻し(土間部分)があるものすべて
2. 根石(立ち上がり)の高さが5寸以上のもの
3. L字金具が固定できない狭い空間の場合は除外とします。
4. 根石単独の高さが2尺以上の場合は、1ヵ所に2個使用します。
5. 根石が2本以上に分割されている場合は、結合部にストレート型(I字)を使用します。
6. 薄板を採用した丘カロート型は基本的に不要(L字金具使用の依頼があった場合はその指示に従う)
7. アンカーボルトはねじ込み式か芯棒打込み式を使用します。
8. 金具の材質は、18-8ステンレスまたはSUS304を使用します
9. L字金具だけでは強度が不足する場合は、根石天端に補強用金具を追加します。
10. 補強用金具は木の葉、かすがい、ジョイント、カギの手、ハメジョイントとします。
11. ハメジョイントはアルミニウム製でも可
12. 固定金具は必ず石材用接着剤等を使用し固定します。
13. ナマガネ部分についてはL字固定金具を使用できないものとします。
14. ナマガネ部分の固定金具はストレート型を加工し、できるだけ取り付けてください。
15. 上記以外の案件が発生した場合は、発注担当に相談して決定します。

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